2020年 8月

 私ごとですが8月2日で満67歳になりました。心身の衰えは枚挙にいとまがありません。記憶の衰えというか…記憶がない!スタッフから最近よく言われるのが「住職、大丈夫ですか?」最近の出来事や出会った人々の名前がほぼ思い出せない。昔のことはよく覚えているのですが…。足腰の痛み、特に膝。歯茎の腫れ。顎が痛くて口が開かない。原因はわかっています。カチカチのあずきアイスを思いっきり噛んだときの後遺症です。涙目で目がかすむ。耳は遠くなったがトイレが近い。近いので夜中に目が覚める。眠れないのですごく早起き。もっと寝たい…。12時間続けて寝られる息子が羨ましいです。
 皆様には何かとご迷惑をおかけすると思いますが、今しばらく頑張りますのでよろしくお願いいたします。

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2020年 7月

 人にはそれぞれ自分の価値観があり、生き方も考え方もすべて違います。国も同じです。そして人はほとんどの場合、自分の価値観がすべてでそれが正しいと思っています。時としてそれは対立や争いを生みます。
 仏法は良い悪いではなく「人はすべて違うのだ」ということを教えてくれます。そのことを真に知る人は、違いを認め、違いを受け入れ、対立や争いから離れ、そして安心して生きるものとなります。この世界から差別や争いがなくなることが仏様の願いなのです。
 そもそも何のためにお寺があるのでしょうか。それは仏法を人々に伝えるためです。では、仏法とは何でしょうか。私たちが安心して生きるための教えです。仏法は英語ではnormalと訳されています。「普通・標準」という意味です。コロナ禍で私たちの生活は変わりました。今まで普通にできていたことができなくなりました。マスクを着けたり、三密を避けたり、移動が制限されたり…安全に暮らすため新たなnormalが必要となりました。
 話を戻します。つまり私たちが平和に安心して暮らしていくには、その標準となる「法(仏法)」が必要なのです。

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2020年 6月

 昨年12月15日に400名以上の皆様にお参りいただき、仏教婦人会・仏教壮年会、その他のご奉仕50名の方々にご協力いただき、ぎゅうぎゅう詰めの本堂で永代経法要をお勤めさせていただきました。それからわずか半年、景色は一変しました。正善寺でも本年3月より多くの人が集う行事はすべて中止しています。永代経法要もこれまでのような姿での開催は無理でしょう。すべてのありようが大きく、しかも急激に変化しています。まさに『諸行無常』すべてのものは移り変わり、同じところに同じありようのままとどまるものなどありません。お釈迦様の教え通りです。
 多くの人々が集い、共に語らい楽しむ今までのような日常は、しばらく戻ってこないでしょう。しかし、心配はいりません。
=良いことも悪いこともずっとは続かない=
これも『諸行無常』であります。スポーツで思い切り汗をかいたり、仲間と楽しく会食したり、みんなで勉強したり、どこへでもいきたいところへ旅行したり…人々と町々に元気は必ず戻ってきます。

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2020年 5月

 新型コロナウィルス感染の勢いはとどまることなく、私たちの行動制限は当分続きそうです。移動すること・交わること・集まることはもちろん、外出自粛の日々は続きます。休校もしばらく続きそうです。普段できなかったこと、親子で料理を作ったり手作りマスクに挑戦したり…過ごし方は工夫次第ですが、学業の遅れは心配です。また、様々な職種に甚大な被害が及んでいます。特に旅行や飲食、イベント関係などは壊滅的な打撃を受けています。一日も早い終息を願うばかりです。
 多くの人は思考停止に陥り、ポジティブに物事を考えられなくなっています。トヨタの豊田章男社長は「深刻になるな、真剣に考えろ」と檄を飛ばします。ステイホームの今こそ、叡智を集め、本気で真剣に、安心して生活できる未来を切り開くためにしっかりと考えたいものです。

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2020年 4月

 慣れ親しんだ日常は失われ、普通の生活が壊れつつあります。全世界に拡がった新型コロナウイルス感染症の見えない恐怖は人々を不安の底へと追い込んでいきます。日々深刻化する状況の中、これから起こるであろう身近な人々へのそして自身への感染、さらに最悪の場合の死への恐れ…ネガティブな未来は現実味を増し、私たちの行動や生活、そして心を萎縮させていきます。
 新型コロナウイルス感染症の有効な治療薬やワクチンの開発が進むまでこの状況は続くのでしょう。長期にわたる覚悟が必要となります。ひとりひとりが危機意識を高め最大限の注意を払うことは大切ですが過敏になりすぎると心がもたなくなります。
 過去、人類は様々な困難を克服し乗り越えてきました。安心して生活できる日は必ず訪れます。正善寺も3月より寺内に多くの人が集まる行事はすべて中止しておりますが、一日でも早く安全・安心な環境で再開できることを願っております。

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2020年 3月

 新型コロナウイルス感染の広がりはとどまることなく、あっという間に世界的なものとなっています。見えない恐怖、未知なるものへの不安は増すばかりです。
 その中にあって自らへの感染危機を顧みず、使命を持って懸命に治療への対応に当たっておられる医療関係者の皆様には、敬意を表し心より感謝申し上げたい。
 いずれ時間が経つ事により新型コロナウイルスへの対応・対策は進み、ワクチンや治療薬の開発も進んでいくと思われます。今はひとりひとりが過度に不安をあおったり、心配しすぎることなく緊張感を持って身の回りに注意を払い、生活していきたいものです。

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2020年 2月

 ティク・ナット・ハンは、ベトナムの僧です。
師はわかりやすい言葉で世界中にやさしく語りかけます、仏教の教えを。
私たちの悩みに真面目に向き合い語りかけます、仏教の教えを。

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○人生の中で最も大切なものは安らぎと幸せです。 でもこころは常に未来への不安や過去への後悔、または色々な欲求に引っ張られ、いまここにあるしあわせを忘れてしまっています。 くだらないことにこだわるのをやめて本当に大切ないまこの瞬間、すてきな瞬間に帰ってきましょう。

○苦しみってなに?怒りや苛立ち、嫉妬、渇望、不満、絶望感、不安のある状態。 それら全ての原因は「無明」。 無明ってなに?ものごとの本性をちゃんと見極められずに、偏った見方をしている状態。深い理解力を得て、無明状態から解放されれば、嫉妬も渇望も不安もなくなり本当の自由を味わえる。

○私たちは「いまここ」にある幸せを見ずに、幸せが未来にあると信じているため、いつも走ることが習慣になっています。 走らないで止まってごらんなさい。 今のあなたは、そのまままで素晴らしいのです。 他の人になろうとしないで下さい。あなたが探しているものは、すでにあなたの中にあります。

○自分を愛することがどれだけ大切か分かった瞬間、あなたは他を苦しめることをやめるでしょう。

               ティク・ナット・ハン マインドフルネスの言葉より

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2020年 1月

あけましておめでとうございます

  寺の隣にカフェがオープンし、マネージャーが挨拶に来られました。1日の来客目標は400名だそうです。セブンイレブンの一店舗あたりの平均来店者数は、なんと1日1,100名!
 昔のお寺は人が一番集まる場所でした。寺や神社の前には市がたち、店ができました。お伊勢さんには赤福、藤戸寺には藤戸まんぢゅう…とたくさんの名物も生まれました。また、寺子屋として教育を担うなど寺社は人々が集う、頼れる存在でした。しかし現代は一部の観光寺院を除きほとんどの寺社でお参りの人々は激減し、静まりかえっています。そんな状況のなか築地本願寺は三年間で参拝者数を倍に増やしました。大胆な改革に取り組んだのは、宗務長 安永雄玄氏。彼が取り入れたのは一般企業では当たり前の「顧客主義」、寺でいう「受け手」を大切にすることでした。
 セブンイレブンの年間来店者数は約40万人、正善寺はその10分の1、少なくとも1日100人・年間36,500人を目標に人々に必要とされる寺、訪れたくなる寺となれるよう様々な取り組みを実行していきます。

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